地天泰(ちてんたい):安泰の境地

泰、小往大来。吉亨。
泰は、小往き大来る。吉にして亨る。
たいは、しょうゆきだいきたる。きちにしてとおる。

象意(意味する所)

■天が降りてきて地に浸透している形、そこから万物が成長する、故に泰。地の気が降り天の気は昇る、接点で交流が始まる、故に泰。坤の肉体に乾の精神が宿った形、だから泰。

■泰然、安泰、安定、調和、和合、繁栄、

■消長卦の一つ、地沢臨から伸びて地天泰になった。一番安定状態。

■陰と陽の気が混じり合うので、男女関係。

クリニカル易占でのポイント

●臨床的には、安泰、安定、繁栄、などで出る。

●しかし問題を聞くことが多いので、この卦が出たときは、安泰の反対の不安定、病気などを意味することが実際は多い。

男女関係にあるときもこの卦が出たことがある。

症例