沢火革(たくかかく):改革の時

革、已日乃孚。元亨利貞。悔亡。
革は、已日にして乃ち孚とせらる。元いに亨り貞しきに利ろし。悔亡ぶ。
かくは、きじつにしてすなわちまこととせらる。おおいにとおりただしきによろし。くいほろぶ。

象意(意味する所)

■革はなめし革、改まるという意。上に兌金があり下に離火がある、火で金が溶けて変化する、よって革。兌金は秋であり離火は夏、夏から秋に移り、動物の毛が抜け替わる、よって革。上は兌の少女で下は離の中女で、同じ家にいればぶつかる、また嫁ぎ先もちがう、これは革。

■変革、改革、改まる、古きを去る、

■変革の兆しがでている、そして変えたほうがいい時。

クリニカル易占でのポイント

●臨床的には変化、改革などででる。

●「会社の体制の変革がある」「人事異動がある」などででた。

●火風鼎も変化の意味があるが、ゆっくりと変わる。沢火革は急激に変わる。

症例