沢雷隨(たくらいずい):一歩さがって従う

随、元亨利貞。无咎。
随は、元いに亨りて貞しきに利ろし。咎无し。
ずいは、おおいにとおるただしきにりあり。とがなし。

象意(意味する所)

■愛らしい兌女(少女)に向かって震男(長男)が進んでいる、従っている、よって随。外卦の兌は口で命令して内卦の震はそれに従い動く、だから随。兌は秋で震は春、春が秋の気に従って休息に入る、よって随。

■従う、追随、追っていく、守る

■服従、執着、主体性がない、いいなり

■外卦は兌で口を外に向けているので、こちらが震で追っていっても振り向いてくれないこともある。


クリニカル易占でのポイント

●臨床的には従う、追随、遵守、などででる。

●いままで「命令に従う」などで出ることが多かった。

●変わったところでは、亡くなった人が「信仰している阿弥陀仏に従って旅立った」というようなことででたことがある。

症例