沢山咸(たくさんかん):感じ合う

咸、亨。利貞。取女吉。
咸は、亨る。貞しきに利ろし。女を取るに吉。
かんは、とおる。ただしきによろし。じょをめとるにきち。

象意(意味する所)

■「咸」は感じること。外卦の兌沢は少女であり内卦の艮山は少男である、若い男女が感応しているので咸となる。山が沢によって潤い木々をはやし沢は山に支えられて豊かになる、お互いに感じているだから咸。

■感じる、感応、合い通じる、感知する、直感、恋愛

■敏感、速やか、移り気、色情

■感応は速いので速やかに整い速やかに破れる傾向にある。

クリニカル易占でのポイント

●臨床的には感じる、敏感という意味で出ることが多い。

●以前には「アレルギー」「花粉症」「更年期」とかででたことがある。

●それほど多く出る卦ではない。

症例