恒、亨。无咎。利貞。利有攸往。
恒は、亨る。咎无し。貞しきに利ろし。往く攸有るに利ろし。
こうは、とおる。とがなし。ただしきによろし。ゆくところあるによろし。
象意(意味する所)
■震雷の長男が外にあり巽風の長女が内にある、これが夫婦の恒常の道なので恒。
上には恒星が規則的に動き下にはそれに従って巽木が生長する、これが恒常のみちだから恒。
■恒常、恒久、いつも、不変、現状維持
■倦怠、遅延、マンネリ、焦り
■この卦が出た時は現状維持が良いことが多い。
クリニカル易占でのポイント
●臨床的には恒常的、いつものことなどで出ることが多い。
●以前「いつもやることが多い」「いつもの状態でなくなった」「変化がなさすぎる」などででたことがある。
●恒常的なのが患者さんにとっていいのか悪いのかそれぞれの場合で考える。