山火賁(さんかひ):外見も大事

賁、亨。小利有攸往。
賁は亨る。小しく往く攸有るに利ろし。
ひはとおる。すこしくゆくところあるによろし。

象意(意味する所)

■「賁」は「かざる」、「かざり」の意。艮山の下に離火がある、火が山のふもとで燃えている、明かりで照らされて見栄えがいい、だから賁。艮を門とみると門の中に離の華やかさがある、だから飾るで賁。

■飾り、修飾、文飾、外見、粉飾、

■外見がよくても内実が伴わない、火雷噬嗑と同様に口の中に異物がある、火雷噬嗑は上顎、これは下顎に。

クリニカル易占でのポイント

●臨床では「おしゃれ」「アクセサリー」「化粧によるアレルギー」などで出たことがある。

●また、「上司が外見だけで実力がない」などでも出たことがある。

●しかし「怒り」として出る事が一番多い。山火賁は山の下に火があるので火山だ、また「賁」は「憤慨」「憤怒」に通じる。

症例