姤、女壯。勿用取女。
姤は、女壮んなり。女を取るに用うる勿れ。
こうは。じょさかんなり。じょをめとるにもちうるなかれ。
象意（意味する所）
■天の下に巽風が忍び込んできて突然なにかに遭遇する、初爻は陰なので女性のことがおおい。初爻の陰のうえに5つの陽爻があるので、女性に沢山の男性が群がる。
合う、邂逅、遭遇、などの意味。
■消長卦で乾為天の初爻に陰が突然入ってきた感じ。今後陰が増えていって危なくなる可能性。
■女難の相、不貞、不倫。
■女性についての占では吉のことがおおい。男性では凶のことがおおおい。
クリニカル易占でのポイント
●出会うことなので、男女関係、出会いがある、出会いがない、声をかけられるなどを意味する。
●男性にもてる女性で多く出る。不倫の関係でもでる。男を手玉にとる女ででる。
●一陰のうえに五陽がのっているので、大きな負担のときにでる。やることがおおい、負担がある、責任がかかっている、など。臨床では多く見る状態だ。