”事故の相手が怒っている”
耳鳴があると行ってこられている方。
今回は2月ぶりだ。
頭痛もでてきたという。
降圧剤で血圧はさがっている。
でも体重はかわらない。
身長が150cmで体重は70kgある。
これでは膝が痛くなる。
心臓もすこしくるしい。
坂道で息が切れる。
CPAPを始めて寝れるようになった。
もっと体重を減らさないといけない。
横になって見せていただく。
足にはやや緊張がある。
ひえも少し。
腹は、下半身に比べて膨満が著明。
食べ過ぎは依然としてかわらない。
お菓子が多いという。
胸から腹にかけて内臓脂肪がついている。
心臓がややくるしい。
更にみていくと、前下の方から重たいエネルギーが入っている。
これはなにか?
もっと下だと、動物とかが多いが、少し上なので人間か?
起きてもらってPTM易で見てみた。
問は「このしたから来ているエネルギーはなにですか?」とした。
すると「天火同人」「山火賁」が反応した。
天火同人は、家族以外の人、同僚、友達、知り合いなどに当たる。
山火賁は、通常は飾るという意味だが、臨床的には怒るという意味で出ることが多い。
そこで聞いてみた。
「家族以外の人で誰か怒っていませんか?」
「特にいません。」
「誰か、イライラしていませんか?」
「息子が交通事故にあって、イライラしていますが、家族以外でしょう?」
「交通事故って?どうしたんですか?」
「右折しようとして、向こうから来たバイクとぶつかって。。。」
「怪我はなかったんですか?」
「幸い有りませんでした。相手は入院しています。」
「相手の怪我は?」
「脚の骨折と手の捻挫でしばらくかかると言っています。」
「そしたら、相手は怒っていませんか?」
「怒っています。」
入っているエネルギーが相手とわかった瞬間に気が流れ始めた。
息子が事故の当事者だが、母もその影響をうけている。
入院しているような状況、なにか落ちぶれたような状況なので、下から
エネルギーが来ていたのだろう。
漢方は補中益気湯などを処方して終わりとした。
コメント
●「山火賁」は、飾る、うわべ、見かけなどの意味がある。
●臨床的には、怒りといういみで出ることが最も多い。
そして、「地水師」+「山火賁」の組み合わせが多い。
地水師は、喧嘩、争いを意味する。