習坎、有孚。維心亨。行有尚。
習坎は、孚有り。維れ心亨る。行けば尚ばるること有り。
しゅうかんは、まことあり。これこころとおる。ゆきてたっとばるることあり。
象意(意味する所)
■坎水が2つ重なっているので険難の意が強くなる。「坎」は「土が欠」という文字なので穴をいみする、穴に陥る。水が2つ重なるので、冷たい、寒い、進めない、溺れる、流されるなど。
■険難、困難、八方塞がり、万策尽く、ドツボにはいる、穴から出れない、
■学問や修練には良いとされる。卦辞に「習坎」とあるので。
■四難卦の一つ。
クリニカル易占でのポイント
●臨床的にも同様に悪い意味で出ることがおおい。「閉じこもり」、「困っている」、「病気の末期」など。
●勉強に努力するといういみでもでたことがある。
●水関係では「魚」、「雨」、「飲水」とかで出た。