火雷噬嗑(からいぜいごう):歯車が合わない

嗑、亨。利用獄。
ぜいこうは、とおる。ごくをもちうるによろし。
願いごとはすんなり通るであろう。裁判を行ってよろしい。

象意(意味する所)

■上に離火がつき下に震雷が動く、上下の顎を意味する、よって噬嗑。「山雷頤」は口の象だがここに1陽が4爻に入った、これを噛み砕かなければならない、よって噬嗑。

■障害、異物、邪魔者、仲介者、

■刑罰、三角関係、

クリニカル易占でのポイント

●臨床的には歯が悪い、咬み合わせが悪い、歯車が回らない、などの意味で出ることが多い。

●「山雷頤」がスムーズな顎の動きを示すが、この卦はそれが障害されて動きがギクシャクしているイメージがある。

●変わったところでは「引っかかる人生のトラウマ」、「奥歯に挟まったように物が言えない」とかででたこともある。

症例