風水渙(ふうすいかん):吹き飛ばす

渙、亨。王假有廟。利渉大川。利貞。
渙は、亨る。王、有廟に仮る。大川を渉るに利ろし。貞しきに利ろし。
かんは、とおる。おう、ゆうびょうにいたる。たいせんをわたるによろし。ただしきによろし。

象意(意味する所)

■水の上に風が吹くと波が立ち落ち葉を吹き飛ばす、だから渙。春の巽風をもって坎氷をとかす、だから渙。

■散る、散乱、吹き飛ばす、解散、雲散霧消、散逸

■良い悪いの二面性がある。良い意味では悩みが吹き飛ぶなど、悪い意味ではバラバラになる、解散など。

クリニカル易占でのポイント

●臨床でも、吹き飛ぶ、分解、解散、あっという間に終るなどの意味で出る。

障害が消えて新しく出発するときにもでる。

風水害の意味でもでた。

症例