損、有孚元吉。无咎。可貞利有攸往曷之用。二簋可用享。
損は、孚有れば、元いに吉にして咎无し。貞しく可し。往く攸有るに利ろし。曷をか之用いん。二簋用て享す可し。
んは、まことあれば、おおいにきちにしてとがなし。ただしくすべし。ゆくところあるによろし。なにをかこれもちいん。にきもってきょうすべし。
象意(意味する所)
■下の兌沢が掘られて深くなりその土が盛られて上の艮山を高く保つ、沢にとってみればこれが損となる。「地天泰」の内卦の3爻の陽が上爻の陰とおきかわった、これは内卦にとってみれば損となる。
■損失、損害、失う、損なう、減る、
■損して得をとれという意味がある。上を益して自分は損するが後に得する可能性がある。公益事業に良い。
■綜卦が「風雷益」
クリニカル易占でのポイント
●臨床的には損をする、損害をこうむる、損したとおもっている、などででる。
●「電車で物をなくした」「売上がすくない」「会社に損害をあたえた」「下請けで損をしている」などで出た。
●何を損しているのかを知るのがポイントだ。お金、時間、物、注文とかいろいろありうる。