乾。元亨。利貞。
乾は、元いに亨る。貞しきに利ろし。
けんは、おおいにとおる。ただしきによろし。
象意(意味する所)
■乾天が2つ重なるので、高い上に更に高い、大きい上に更に大きい、強い上に更に強い、高貴な上に更に高貴。
■この卦は「元亨利貞」の徳を表す。元は物事の始め春のこと。亨は成長する夏のこと、利は結実する秋のこと、貞は収穫する冬のこと。「元亨利貞」が繰り返し万物は変化していく。
■剛健、壮大、宏大、高貴、偉大、純粋、君子、
■支配、横暴、自信過剰、奢り、唯我独尊、外面良くて内面がない
■多くは位負けする、私事より公事によい。
クリニカル易占でのポイント
●臨床的にはあまりでない。純陽というような現象は世の中にあまりないからだろう。
●いままで「社長」「偉そうに仕切る」などで出たことがある。
●この卦は診断より治療につかえるように思っている。