風天小畜(ふうてんしょうちく):少々の蓄え

小畜亨。密雲不雨。自我西郊。 
小畜は、亨る。密雲あれど雨ふらず、我が西郊よりす。
しょうちくは、とおる。みつうんあれどあめふらず、わがせいこうよりす。

象意(意味する所)

■外卦に巽風があるが従順なので内卦の乾天の進行を少ししか止められない、だから小畜。4爻の陰が他の5つの陽を止めようとしているが、とめきれない、だから小畜。巽の妻が乾の夫を止めきれない、故に小畜。

■とどめる、蓄える、蓄積、畜養、一時停止、好機を待つ。

■待ちながら力を蓄える。

■「山天大畜」は大きく止める、しっかり止めるなので程度が強い。

クリニカル易占でのポイント

●「風天小畜」は待つ、すこし障害があり一時停止、蓄えるなどのいみがでる。

●便が溜まって便秘になっている人にも出たことがある。

●「小畜=小さな家畜」なので、小動物、ペットなどでこの卦はよく反応する。特に鶏肉、豚肉を食べ過ぎて調子が悪くなっている人にでる。

症例