地火明夷(ちかめいい):暗きに隠れる

明夷、利艱貞。
明夷は、艱みて貞なるに利ろし。
めいいは、くるしみてていなるによろし。

象意(意味する所)

■地の下に火としての太陽が沈んでいる、暗くなっている、だから明夷。陰爻3つが離火の明るさを包んでいる、光が出ない、だから明夷。

■不遇、正しさが認められない、騙される、障害を被る、雌伏の時期、隠忍自重

■夜の事一般、日の出の「火地晋」の反対。「幽魂卦」の一つでもある。

クリニカル易占でのポイント

●臨床的には、不遇、認められない、引きこもっている、などのときに出ることがおおい。

●「夜のこと」に関してでることもある。

●「出る釘は叩かれるので用心すべし」という意味もある。

症例