地水師(ちすいし):争いの時

師貞。丈人。吉无咎。
師は貞なり。丈人なれば吉にして咎无し。
しはていなり。じょうじんなればきちにしてとがなし。

象意(意味する所)

■坤地の中に坎水が沁み込んで地表には水がない、それで水を求めて戦いがおこる、だから師。地中深く坎水の謀略がしまわれている、だから師。九二の一陽が他の五陽を率いて戦いにでる、だから師。

■戦い、争い、軍隊、喧嘩、

■「水地比」は地の上に豊かな水があり親和している、「比」の易位したものが「師」であり、意味も逆となり、争い、憂いなどの意味となる。

クリニカル易占でのポイント

●臨終的には喧嘩、仲が悪い、争い、腹を立てるなどででる。

●頻出する卦の一つだ。

●内卦が反応するとこちらが腹を立てている、外卦が反応すると相手が腹を立てている。家人と一緒に反応すると家族と仲が悪い、同人と一緒に反応すると家族以外の人と仲が悪い。

症例