”ライブは大丈夫”
いつも来ていただいている方。
高血圧と高脂血症の処方もしている。
血圧は安定している。
仕事が忙しいという。
それに加えて、趣味の音楽のバンドの演奏会があるので
それの準備がある。
ライブは2週間後にあるようだ。
でもバンドのみんなが集まって練習する機会はあと1回しかないという。
それで少し焦っているらしい。
御本人はボーカルとギターを担当。
横になって見せていただく。
足には疲れを感じる。
腹はやや膨満気味。
すこし食べ過ぎだろう。
喉がイガイガする。
「練習で歌っていますか?」
「そうですね」
「喉がやられてないですか?」
「すこし、きをつけているのですが」
それに頭がおもいたい。
ライブのことで考えることが多いようだ。
起きてもらって投げ算木で易を立てた。
「ライブはどうなりますか?」と問を立てた。
すると「風地観」がでた。
風地観はわるくない。
観察、観光、眺めるなどをいみする。
この方の場合は、”観衆がステージを眺めている”イメージが浮かんでくる。
多分成功するだろう。
患者さんには、演奏会はうまくいくことをつたえて、
漢方は喉の痛みに対しては荊芥連翹湯がPTMで反応したので、それを処方して終わりとした。
コメント
●「風地観」は、見る、眺める、観察するなどをいみする。臨床ではそれほどでない卦だ。
●症例1もステージ関係だったが、今回もステージ関連だった。
●ウクライナロシア戦争で、以前どうなるか見たことがある。
その時には、ウクライナは「水山蹇」がでた。動きが取れない状況を意味する。
ロシアは「風地観」がでた、一見そんなに悪くないように見えるが、この卦は消長卦なので次には「山地剥」になる。山地剥は、支えが崩れて崩壊をいみする。ロシアも良くない。