”頼りになる社長”
前回は頭痛で来られた方。
頭痛は後頭神経痛でとくに悪いものでなかった。
普通の鎮痛剤でよくなった。
漢方で体調も改善。
よく寝れるようになったという。
もともと糖尿がありそれでインスリンを打っている。
糖尿病はコントロールされている。
横になってもらって診察する。
足は脾虚がある。
筋肉のヤセがある。
糖尿病がある筋肉がつきにくい。
腹は腎虚もある。
胃のうごきがわるい。
消化吸収のちからがよわい。
首の後ろがおもたい。
更に集中すると、誰かのエネルギーがはいっている。
なにか頼ってきている感じがする。
そこで起きてもらってPTM易で見てみた。
「後ろに入るエネルギーはなんですか?」と聞いてみた。
すると、「風火家人」「雷沢帰妹」「乾為天」「天火同人」
などが反応する。
風火家人と雷沢帰妹がでた時は、配偶者のことがおおい。
そこで聞いてみた。
「ご主人は何か問題はないですか?」
「主人ですか?最近再就職できて良かったと思っています。」
「仕事を辞めていたんですか?」
「今年になってから、3つの会社に入って辞めてを繰り返していたんです。」
「えーなんでですか?」
「軽い認知が入っているみたいで、就職してから問題が起こりました。」
さらに話を聞いていくと、今回は認知症の診断がはっきり降りたので、
それを承知のうえで雇ってくれる会社が見つかったという。
そこの社長と、もとから知り合いで、引き受けてくれたという。
すると天火同人の5爻はその社長だろう。
乾為天5爻といっしょに反応するので、かなり太っ腹の人のように思える。
乾為天は”剛健、壮大、指導者、自信家、”などを意味する。
それは良かった。
この社長なら頼りがいがある。
そのことを、患者さんに伝えて、今回は黄耆建中湯を処方して終了とした。
コメント
●「乾為天」は剛健、高貴、積極的、壮大、自信家、指導者、君子大人、などを意味する。
●この卦は臨床であまりでない。
●今回は奥さんにご主人のエネルギーが入っていてそれと同じに、それに関わる社長のエネルギーも入ってきていた。このように2重にエネルギーがかぶさってくることもある。